情報に惑わされないために

発毛診断士による頭皮に関する情報コラム

情報に惑わされないために

ネットにあふれる根拠の無い育毛情報に惑わされないためにはどうしたらよいのでしょうか?



こんにちは! 育毛の達人の佐野です。


今回は育毛そのもののお話しではないのですが、知っておいたほうが自己防衛できると思うお話しをさせて頂きます。


インターネットの普及によって、現在では世界中のありとあらゆる情報が簡単に手にはいるようになりました。公的機関によって個人がホームページ、ブログ、掲示板そして動画などを公開することも容易です。また様々な分野の専門家たちも、その業界でしか知り得ない情報を公開したりもしています。

以前と異なり、無料で得られる情報量が大幅に増え、とても便利になったのです。しかしそれは別の側面から見ると、とても危険なことでもあります。


話しがそれてしまいますが、よく株式投資などをしている人は、ニュースや新聞で配信されるようになった情報というのは、もうその時点で古いもの、と言い切ります。つまりどこそこの株が上がりそうだ、という情報が配信されたときには、本当にその株で儲けてようとしている人は以前からその株を所有していて、売る準備にはいっているそうなのです。


ニュースで「株が買われている」と言われた時点でその株価の上昇はもう天井なのだそうです。そしてニュースが流れて数日後、株価があがり切る前にさっさと株を売却してしまう。だから本当の情報をもっている人達は手堅く投資で儲けているという訳です。本当の生きた情報は表にはなかなか出てこないものなのです。マスメディアで流れている情報すら、すでにその時点で情報価値が古くなっているのです。株式投資を多少でもしたことがある方にとっては知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。


これと同じように、育毛情報を個人が簡単に公開できるようになり、その情報が本物なのか見極めないとリスクが高いということです。掲示板で注目を集めることだけを目的に、最近では個人がまことしやかに医薬品の服用方法を語ったり、購入を奨めたりしています。アフィリエイトといわれる副業がこの偏った情報の氾濫に拍車をかけています。ホームページやブログで商品を紹介することで手数料を得られるため、使ったことのない商品であっても、さも効果があるかのように紹介しているケースも後をたちません。

もちろん育毛ローションなど、塗布しても健康被害が懸念されないものならまだしも、医師でないのに医薬品などを誰もが見られる公開ページで紹介するのは基本的に薬事法違反になります。医薬品は服用することで副作用があります。使用者によっては重篤な健康被害もあり、こうした使用については注意を払うべきであり、ましてやお小遣い稼ぎ目的のために安易に紹介すべきものではありません。


また自家製育毛剤のつくり方などというものも時々話題にのぼります。柑橘類などを使って自作で育毛剤をつくるというものですが、これは頭皮や毛穴を傷める方も少なからずいらっしゃったと思います。しかし自己責任でしょう。


たくさんの情報が簡単に入手できるようになり、その情報が有益なものだったり害のないものであれば言うことはありません。情報は人を欺くために利用され、流されることもあるのです。
使ってもいないのに「効果があった」とか「売れ筋1位」。商売上の利益のために、洗脳目的で戦略的に流される情報もたくさんあるのです。


これらに惑わされないように、そして本物の情報だけを味方にし、あなた自身を守るためにも知恵武装しなければならないのです。


私たち育毛業界に身を置く人間はたくさんの育毛情報を毎日収集していますが、「どんな情報か?どんな商品か?」よりも「誰からの話しなのか?」を重視しています。つまりその情報の精度や正確性はどこの誰から来た情報源なのかを知るだけでおよそ分かるからです。


ですからみなさんも、ある情報を見かけたときには、その情報を鵜呑みにせず、誰が流した情報なのか?その情報源は何なのか?を重視してほしいと思います。さらに言いますと、テレビの報道も頭から信用することも危険です。特に世界レベルでみる日本のマスコミの評価は大変に低く、大手スポンサーに都合のよい情報コンテンツとなっていることが多いのです。テレビや新聞で流される情報も目的があります。情報の裏にはどんな意図が隠されているのか?こんなことを考えながら情報をフィルターをかけてみるのがリスク回避につながると思います。