知らないと怖い白髪染めの害

発毛診断士による頭皮に関する情報コラム

知らないと怖い白髪染めの害

白髪が気になるといって安易に白髪染めを使っていないでしょうか?白髪染めによっては健康被害を受けることもあります。市販の白髪染めは特にリスクが高いので注意して下さい。



白髪が気になる年齢になると昔からよくある白髪染めに手を出す方が増えてきます。 白髪隠しで最もよく知られているものです。



だから何も考えずに使ってしまっている方もいるかもしれません。

以前、白髪染めとクシがセットになった商品も世界中で売られていたようですが健康被害が懸念されるという理由で取扱い禁止になった国が多いようです。それほどリスクが高いということです。

基本的に市販されている素人でもできる白髪染めの成分は特に非常にリスクが高いようです。カラーリングやパーマもそうですが、染めているとき薬剤でピリピリした刺激を感じたことがあるかと思います。

若い男女の抜け毛や薄毛が年々深刻化してきているのも間違いなくカラーリングが原因です。

薄毛なのに白髪を隠すために白髪染めを使ってしまったら、薬剤の影響で髪のキューティクルが破壊されます。

とりあえずは助かっている髪もツヤが減り元気がなくなります。

それだけではありません。
薬剤は毛根まで浸透するのです。
頭皮だけでなく頭皮下までべっとりと付着します。
当然ながら毛乳頭や皮膚腺にも影響があります。


けい皮吸収といって、皮膚から吸収された薬剤は、血液にまじって全身をめぐり、さまざまな障害を発症させます。毛染めをしたら、顔や身体の一部が腫れたり、熱が出るというケースもあります。



使い続けることで一時的な障害ではなく、脳やや内臓にも被害が出てくる可能性も考えられるわけです。特に女性の場合、妊娠中は胎児にも染色剤の毒性は流れてしまう可能性があります。

以前、水俣病で亡くなった方の中で、ひとりだけ妊娠中の女性の命だけが助かったそうです。

なぜかというと母親からの毒物は栄養物と一緒にすべて胎児が吸収してしまったからなのです。結果、生まれてきた子供は不幸にも奇形となってしまいました。

たかが白髪染めかもしれませんが、非常に危険だということを知ってほしいと思います。白髪染めの成分で、成分の一部に以下の名前がはいっている場合、健康被害が考えられます。


○ジアミン
皮膚への刺激が強くアレルギー反応、 皮膚炎、発疹、発熱、発ガン性、ぜんそくの可能性。

○アミノフェノール
皮膚への刺激が強くアレルギー反応、発ガン性、環境ホルモンの可能性。

○タール色素系
発がん性の可能性が高い。
内臓障害、黒皮症、皮膚炎の可能性。

○レゾルシン
甲状腺機能障害、アレルギー反応、発ガン性物質の疑いあり。


白髪染めを常用している方に知ってほしいことはもうひとつあります。

それは白髪染めは使えば使うほど、他の黒髪も白髪に変えてしまう作用があるということです。つまり使えば使うほど白髪が増えていく、ということです。さらに、どんどん薄毛を助長します。

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