毛髪お役立ち情報
白髪染めによる頭皮への影響
■白髪染めによる頭皮への影響
「カンタンにシッカリと深く染まる」
あなたはこんな宣伝に騙されていないでしょうか?
実は白髪染めを使うことほど頭皮や身体に危険なものはないのです。
白髪染めには過酸化水素という脱色剤が配合されています。この過酸化水素水は黒髪、白髪に関わらず両方のメラニンを除去することで髪を脱色します。特に市販されている白髪染めは誰でも綺麗に染めることができるよう、非常に強い成分が配合されています。
ですから頭皮や皮膚が炎症を起こすことも珍しくありません。たとえ炎症を起こさなくても化学成分は頭皮から身体に浸透していきますので、血液も汚れやすくなります。また白髪染めは使えば使うほど元の黒髪も白髪になりやすいのです。これは白髪染めによってメラニン合成力も弱まるからだと言われています。
現時点で大丈夫でも、過酸化水素の影響はあなどれません。後からじわじわと後遺症のようにその影響が身体に出てくることも珍しくありません。重篤な場合は呼吸困難になる場合もあります。ですから特定の海外の国では白髪染めは非常にリスクのある商品とみなされ、販売が禁止されているくらいなのです。
美容院で白髪染めをしてもらう場合、美容師さんは液が手につかないよう、必ず手袋をします。それほど危険がある薬品なのです。美容院で行う白髪染めは市販のものよりも弱いため、市販の白髪染めよりはずっと安全ではありますが、やはり白髪染めの影響は蓄積され、後から出てきますので注意したほうがよさそうです。
プロが使う、化学薬品が弱い白髪染めでさえプロはしっかり手袋をはめるのです。それを市販の薬剤が非常に強いものを素人が簡単に染まるからと言って使うことほど危険なことはないのです。現に欧州などでは、白髪染めの市販はリスクが高いからという理由で禁止されているほどです。
市販されている素人でも簡単にできる白髪染めを使って、染めているとき薬剤でピリピリした刺激を感じたことがあるかと思います。若い男女の抜け毛や薄毛が年々深刻化してきているのも間違いなく白髪染めやカラーリングが原因です。薄毛なのに白髪を隠すために白髪染めを使ってしまったら、薬剤の影響で髪のキューティクルが破壊されます。とりあえずは助かっている髪もツヤが減り元気がなくなります。
それだけではありません。薬剤は毛根まで浸透するのです。頭皮だけでなく頭皮下までべっとりと付着します。当然ながら毛乳頭や皮膚腺にも影響があります。
けい皮吸収といって、皮膚から吸収された薬剤は、血液にまじって全身をめぐり、さまざまな障害を発症させます。毛染めをしたら、顔や身体の一部が腫れたり、熱が出るというケースもあります。
使い続けることで一時的な障害ではなく、脳や内臓にも被害が出てくる可能性も考えられるわけです。特に女性の場合、妊娠中は胎児にも染色剤の毒性は流れてしまう可能性があります。
以前、水俣病で亡くなった方の中で、ひとりだけ妊娠中の女性の命だけが助かったそうです。なぜかというと母親からの毒物は栄養物と一緒にすべて胎児が吸収してしまったからなのです。結果、生まれてきた子供は不幸にも奇形となってしまいました。
たかが白髪染めかもしれませんが、非常に危険だということを
知ってほしいと思います。白髪染めの成分で、成分の一部に
以下の名前がはいっている場合、健康被害が考えられます。
○ジアミン
皮膚への刺激が強くアレルギー反応、
皮膚炎、発疹、発熱、発ガン性、ぜんそくの可能性。
○アミノフェノール
皮膚への刺激が強くアレルギー反応、発ガン性、環境ホルモンの可能性。
○タール色素系
発がん性の可能性が高い。内臓障害、黒皮症、皮膚炎の可能性。
○レゾルシン
甲状腺機能障害、アレルギー反応、発ガン性物質の疑いあり。
白髪染めを常用している方に知ってほしいことはもうひとつあります。それは白髪染めは使えば使うほど、他の黒髪も白髪に変えてしまう作用があるということです。つまり使えば使うほど白髪が増えていく、ということです。
さらには、薄毛もどんどん助長するのです。